加賀美歯科

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医師からのご挨拶

はじめまして。院長の加賀美 慶です。

出身は横浜市で、小さい頃より慣れ親しんだ田園都市線沿線で2017年に開院させていただきました。私は開院する前は東京都内の医療法人の歯科医院にて分院長として10年以上、インプラントやセラミックの治療の依頼を多く受けてきました。

現在の日本の平均寿命は80歳を超え、世界でもトップクラスの長寿国となっておりますが、80歳の平均残存歯数は20本以下となっております。
また、75歳以上での平均残存歯数は増加している傾向のあるものの、その残存歯の歯周病罹患率もあわせて増加しております。

8020運動(厚生労働省と日本歯科医師会が推進する80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという運動のこと)では20本以上の歯があれば食生活に不自由を感じることはほとんどないといわれていますが、現状ではたとえ20本の残存歯があったとしても、食生活に何らかの不自由があり、歯周病だけではなく歯周病と関連のある全身疾患(脳血管疾患、糖尿病、関節リウマチ、認知症など)に罹患してしまっている可能性があります。

このように現在の日本において、健康寿命を長く保つためには、
・健康な状態で多くの歯を残すこと
・歯を失った場合は、残された歯に悪影響を及ぼさないように治療すること
が必要であり、インプラントは歯を失った場合、周囲の歯を不必要に削ったり、負担をかけたりしないため、残された歯の健康を守るために有効であります。

また、セラミックは審美性だけではなく、金属のつめもの・かぶせものにある多くのリスクを避けることができますので健康な状態で歯を残すことにつながります。

とはいえ、インプラントやセラミックの治療も、万能というわけではなく治療に伴うリスクやトラブルがないわけではありません。勤務医時代から長く経過を見させていただいている患者様も多くいらっしゃいますので、インプラントやセラミックのトラブルにも多く遭遇しましたし、リカバリーややり直しも多く経験いたしましたが、それでも他の治療にはないメリットを享受できることの方が大きいと考えております。

これからもいらしてくださる患者様ひとりひとりにこの経験をもとに丁寧に情報提供し、リスクやトラブルを回避した安全で安心な施術として還元できるようさらに努めてまいります。

治療について

デジタルデンティストリー

当院で完備しているセレックシステム(CAD/CAM)は、削ったあとの歯を小型カメラでスキャニングして、コンピュータ解析データを記録できます。記録したデータは、すぐに歯科技工所と共有されセラミックスの詰めものや被せものを製作しますので、正確に迅速に製作できます。従来の印象材(粘土状の型どり材)を使用した型取りに伴う寸法変化のリスクを避け、輸送にかかる時間を短縮するため、患者様のご負担を軽減することができます。

また、セラミックの材質にもよりますが歯科技工所を介さず院内で製作することが可能になるため、治療日程の短縮や費用の削減ができる場合もございます。

専門の医療機関との連携

当院では総合的な歯科治療の中で必要な、プロフェッショナル各科の視点や意見を統合した治療計画を考案いたします。全顎的な矯正歯科治療や根管治療、親知らずの抜歯などは、専門特化した医院と連携を図っておりますので難易度の高い治療が複合的に必要になった場合でも適切な医療機関にて、安心して確実な治療を受けることができます。

院内感染予防のための徹底した
消毒・滅菌システム

当院では患者様に安心して治療を受けていただくために、2017年開院時より、アメリカ疾病予防管理センターCDCにより提唱されたスタンダードプリコーション(標準予防策)という院内感染予防の概念に基づいて必要十分と考えられる院内感染対策を行っております。ハンドピース(歯を削るドリル部分)専用 の洗浄・滅菌器や、滅菌器にかける前に使用する器具の全自動洗浄機、世界最高水準の滅菌器など複数の機器を使用することで衛生管理の徹底を計ります。 さらに2020年より新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴って、院内感染対策を強化し継続して実施しております。