加賀美歯科

ホワイトニングについて

ホワイトニングとは?

歯を削らずに、専門の薬剤を使うことで歯を漂白する方法です。
歯の着色や変色が気になる方はご相談ください。

ホワイトニングの種類

  • 歯科医院で施術する「オフィスホワイトニング」
  • 患者様ご自身がご家庭で行う「ホームホワイトニング」
  • 両者を組み合わせた「デュアルホワイトニング」

ホワイトニングの仕組みは?

歯科におけるホワイトニングでは、ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素や過酸化尿素です。
これらが光や熱で分解される際にフリーラジカルという物質を発生させます。
フリーラジカルは歯の着色物質に作用し分解し、無色の物質に変化させます。
結果、表層のエナメル質の結晶構造の変化と光屈折率の変化や、内層の象牙質までの着色の分解がなされることで歯の色調変化がもたらされます。(歯が白くなります)

オフィスホワイトニング

歯の表面に高濃度のホワイトニングジェルを塗布し、専用器で光照射すること短時間で活性化させることができます。
ご希望される白さにより、1~3回程度施術を行います(1回の施術時間:90~120分)。
色が変化するのは天然歯のみです。

オフィスホワイトニングの手順

術前

  • 01. カウンセリング

    カウンセリングを行い、施術および、施術後の注意事項について説明します。施術日の日程調整をします。

当日

  • 01. 歯面研磨(15分)

    歯の表面の歯垢や歯石はジェルの浸透を阻害するので除去します。

  • 02. 開口器の装着(5分)

    ブリリカ照射器を固定する専用の開口器を装着します。ジェルが口唇や粘膜に触れないようカバーします。

  • 03. 歯肉ダムの設置(10分)

    施術中にジェルが歯の上だけにとどまるよう歯肉をカバーします。
    歯肉の状態によっては設置時に痛みを感じることがあります。

  • 04. ジェルの塗布(2分)

    ホワイトニングジェルを歯の表面に塗布します。
    当院では、高いホワイトニング効果と低刺激性を両立させた新しいオフィスホワイトニング材のTionを使用しています。

  • 05. LED照射(6分)

    ホワイトニングジェルを活性化させ、歯の内部の着色を抜き取っていきます。しみることがあります。
    小型の照射器(ブリリカビアンコ)を使用するのでご負担が少なく、スマートフォンの操作や読書などが可能です。

  • 06. ジェルの除去(2分)

    ジェルをふき取ります。
    04~07を3サイクル行います。

  • 07. 歯面研磨(10分)

    表面に残存したジェルを磨き落とします。フッ素入りのペーストを使用し、歯質を強化します。

ホームホワイトニング

患者様ご自身がご家庭で行うホワイトニングです。
1日2~3時間を2週間ほど続けると効果的です。色が変化するのは天然歯のみです。

ホームホワイトニングの手順

術前

  • 01. 専用トレーを製作

    カウンセリング後、クリニックで歯型を採り、専用トレーを製作します。

ご自宅にて

  • 01. 薬剤を注入

    お口の中を清掃後、前もってお作りした専用トレーに薬剤を注入していきます。歯科医師または衛生士から指示された量を守ってください。

  • 02. トレーの装着

    トレーを両手でしっかりと押さえ、薬剤がはみ出さないよう気をつけながら装着していきます。はみ出た薬剤はすぐに取り除きます。

  • 03. トレーを外し薬剤を洗浄

    歯科医師または衛生士から指示された規定の時間装着した後、トレーを外し口をゆすぎます。歯ブラシを使い歯や歯茎についた薬剤をしっかりと取り除きます。トレーは冷水で洗い流し保管ケースに入れておきます。

ホワイトニングの注意事項

ホワイトニングの効果で色が変化するのは天然歯のみです。

歯石取りや虫歯の治療について

歯の表面や、歯と歯ぐきの境目に歯垢・歯石などの汚れが付着している場合、ホワイトニングの効果が十分に発揮されません。
それだけではなく、歯肉に炎症があると施術中や施術後に歯茎の痛みが誘発されることがありますので、歯石取りが必要です。
歯周病や虫歯のある場合は、原則治療を終えてからの施術が望ましいです。
施術後数日は、知覚過敏、歯肉の痛み、腫れ、熱感や痒み、口内炎や粘膜の潰瘍、歯の痛みが発生することがあります。

ホワイトニングが
できない場合のある疾患など

  • 膠原病
  • 無カタラーゼ血症(高原病)
  • 喘息
  • ヘルペス
  • 光線アレルギー
  • 心臓疾患(ペースメーカー使用)
  • 顎関節症
  • 妊娠中、授乳中、未成年者

施術後24時間に
控えていただく食品や嗜好品

  • 酸性の食品:柑橘系の果物や飲料、炭酸飲料、お酢およびお酢を使用した食べ物、ビタミンC、クエン酸、梅干し、スポーツドリンク、ヨーグルトなど
  • 着色性の食品:コーヒー、紅茶、コーラ、お茶、赤ワイン、カレー、ベリー類、チョコレート、ケチャップ、しょうゆ、ソース、スムージー、色の濃い食品類
  • 嗜好品:タバコ(電子タバコ含む)、葉巻、うがい薬

ウォーキングブリーチ

失活歯(神経がなくなった歯)に限定的に行うホワイトニングです。
神経がなくなり変色した歯には、通常のホワイトニングをしてもあまり効果はありません。周りの歯が白くなることでよけいに目立つようになることもあります。
ウォーキングブリーチは歯の裏のつめものを除去し、そこからホワイトニング剤を入れることを数回繰り返すことで歯を白くしていきます。
※必ず2週間毎に数回ご来院いただきます。

ガムピーリング

歯茎の黒ずみを取り除き、健康的なピンク色に戻す治療です。
メラニン色素の沈着による黒ずみに効果があります。

ガムピーリングが効果的な黒ずみの原因

  • 喫煙
  • 過度のブラッシング
  • 口呼吸
  • 日焼け

※金属の被せ物や歯根の変色、歯周病が原因となる黒ずみには、ガムピーリングをしても効果がありません。

治療の流れ

  • 01. 歯茎の消毒
  • 02. 歯茎に表面麻酔を塗布
  • 03. フェノール剤の塗布
  • 04. アルコールで中和
  • 05. 水洗い・乾燥

    3~5を3回繰り返す。

施術後数日間は歯茎が白くなります。
白くなった部分は大体1~2週間で剥がれ、キレイな歯茎へと変わっていきますが、大事なご予定などを控えている場合は余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめいたします。
また、効果には個人差があり、黒ずみの強さによっては1度でメラニン色素を取り除けない可能性もあります。

よくあるQ&A

どのくらい白くなりますか?
ホワイトニングによる白さの変化およびその感じ方には個人差があります。
術前カウンセリングの際に前後の写真などご覧になっていただきますが、一般的には自然に感じられる範囲での変化だと思います。
白さはどのくらいもちますか?
ホワイトニング後の後戻りまでの期間は食品の摂取の傾向や嗜好品などによりますし、その感じ方にも個人差があります。
1~2年経過して気になるようでしたら再度の施術を検討されても良いでしょう。
ホワイトニング後のケアはどうしたらよいですか?
後戻りを完全に抑制することはできませんが、適切なセルフケアと歯みがきペーストの選択、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアによるケアが有効です。
知覚過敏があるのですができますか?
施術中、施術後に知覚過敏が強まることがございますが、自然に改善します。
オフィスホワイトニングの場合は、痛みが強ければ施術を中断させていただきます。ホームホワイトニングの場合は、数日間中断していただきます。
ホワイトニングは歯に悪影響はないのですか?
ホワイトニングによって歯の表面性状にはミクロでの変化が生じますが、歯の強度には影響のない範囲であり、安全と考えられます。
授乳中ですがホワイトニングはできますか?
ホワイトニングで使用する薬剤の妊娠中や授乳中の安全性は確立しておりませんので、お控えいただいております。
この時期は歯科医院でのプロフェッショナルケアと着色除去効果のある歯みがきペーストのご使用を勧めております。
つめものが黄色くなっているのですが、ホワイトニングで白くなりますか?
ホワイトニングではつめものやかぶせものの色は変化しません。逆に周囲の歯との差が目立ってしまうことが考えられます。
ホワイトニング後、1~2週間でつめもののやり直しをするとよいでしょう。
結婚式までに白くしたいのですが間に合いますか?
来院回数が複数回必要な場合がございますし、直前になってしまいますと患者様のスケジュールと当院の予約状況により日程調整が困難になってしまう場合がございます。
可能であれば、挙式3ヶ月前までにお問い合わせいただけますと幸いです。